安価とコンマで物語
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102: ◆NwojZWC4aw[saga]
2017/06/29(木) 18:06:14.88 ID:nIlLAPvq0
(同数)

【5月・1週目】 <放課後>
「・・・そのまま立ってるつもりかい?座ってもいいよ。」

一人の時間が無くなったことに落胆しつつも、妹に気取られないよう、平静を装い
隣に座るよう促すトッズ。

少しためらった様子を見せたメルだったが、少し距離を空け控えめに座った。

「・・・」

会話がない。このような雰囲気が、人一倍苦手なトッズにとってこれはもはや拷問だった。
(ああ、こんな事なら湖に来るんじゃなかった・・・)

後悔するトッズだが、もはや時すでに遅し。
時間の経過に伴い、急速に正気度を失っていった。

(何か、何か無いか!この状況を覆す逆転の一手はあああああああ!)
普段の性格とは、ほど遠い熱血ぶりを見せるトッズの心。

ふと、近くに捨てられているピンクのワンピースが目に入った。
これだ。正気を失っているトッズには、それが神の助けにしか見えなかった。

急に走り出したトッズ、メルは驚いているがそれに気づく余裕はトッズにはない。
そのワンピースを一気に被ると、茫然としている妹に対して向き直り、

「なあ、スケベしようや・・・」
そう、言い放った。



下1コンマ 低いほど嫌悪 高いほど好意的



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