文香「本は食べ物じゃありません!!」
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14:名無しNIPPER
2017/06/22(木) 20:32:39.08 ID:jN12/8aA0
再開します。


15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 20:43:36.89 ID:jN12/8aA0
文香「…す、すみません。…いきなり怒鳴るように入ってしまい…」

くいな「いえ…こちらこそお見苦しい姿を見せてしまい申し訳ありません。ははは…」

文香「…」シーン
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 20:49:50.76 ID:jN12/8aA0
文香「…」スッ

文香「…」ペラッ…


以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 20:54:45.46 ID:jN12/8aA0
文香「……すみません、そちらの本を見せてもらってもよろしいですか?」

くいな「えっ、私が持ってる本をですか?」

文香「…はい」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 20:58:37.07 ID:jN12/8aA0
文香「………」ペラッ…

文香(この店の本…何か特殊な素材で出来ているのかと思い何冊か手に取りましたが、いたって普通の本でした…)

文香(そしてこのかじられた本…この本にも特に目立った所はありません…。つまりこれは…!)
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 21:04:09.64 ID:jN12/8aA0
文香「えっ…!…じゃあ本当に本を食べてらしたのですか?」

くいな「はい、大変美味でした」

文香(味があるのですか…?)
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 21:11:57.24 ID:jN12/8aA0
くいな「実は私、昔から本を読むのが大好きで、本を読んでいると夢中になってしまい…」

くいな「その内に段々と本が自分の子供みたいに思えてきちゃって、可愛くて目が離せなくなるといいますか…」

文香(本が可愛い…。少し、分かる気がします…)
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 21:15:51.57 ID:jN12/8aA0
文香「…つまりあれは、本の愛おしさ故におこなった愛情表現だったと…」

くいな「はい…お恥ずかしながら…///」

文香(そのような感情表現をする方がおられるとは…。世界はまだまだ広いようです…)
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 21:28:26.61 ID:jN12/8aA0
文香「…あの…個人の感情表現の仕方なのであまり口に出すべき事では無いのですが、言わせていただきます」

くいな「?」

文香「…本は本来食べる物ではありません。…食べた紙の成分で体に影響を及ぼしますし、健康を損なう可能性が大いにあります。…はっきり言ってお勧めはできません」ゴゴゴゴ…
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 21:34:32.92 ID:jN12/8aA0
文香「……ですが、店員さんの気持ちを無視することもできません」

くいな「!」

文香「…店員さんの『本が好き』、『本が大切』という思いがあのような形で表れるのなら、それを無理に抑圧する事は良くありません。…感情を抑えつける事で店員さんが本を楽しく読めなくなるかもしれません。…そうなってしまっては、同じ本が好きな者として、とても悲しいですから…」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/22(木) 21:40:00.92 ID:jN12/8aA0
文香「…その本の作者に直接お許しを得てから召し上がるようにしましょう。…あと、本を食べ終えたあとは病院に行き精密な検査を受けて次回の食事に向けての健康管理を…」

くいな「あの、私が食べてるの主に古本なので作者基本亡くなってます」

文香「へっ…?……あっ!」
以下略 AAS



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