12:名無しNIPPER[saga]
2017/06/21(水) 09:06:58.31 ID:XGvacbon0
しかしブリキ男は微動だにしなかった。
硬すぎる。
涼は確信した。
こいつは本田未央に強い執着を持ち、
かつ、生霊であると。
涼は相手の腰をつかんで、ぐいと押した。
今度は相手が転んだ。
からんからんと、空っぽな音を立てた。
外的衝撃に対する強度は高いが、攻撃性は低いようだ。
本当に、心臓のないブリキ男。
涼は、ふと、そんな風に思った。
倒す手段がない以上、彼女の役目は足止めに徹すること。
あとは小梅にまかせるしかない。
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