【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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76: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/26(月) 19:33:52.43 ID:R6aBmCNZ0
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 たかが数分、されど数分。時は金なりと言うように、時間は貴重な物である。

 例えばそう、今の春香たち四人のように、
 強敵に追われている状況だったらなおさらだ。

 陶芸小屋から辛くも逃れ、ひなたの先導で森の中を駆ける春香たち。

 上体のブレを最小限に抑えた独特のアイドル走法で走りつつ、
 春香は前を行くひなたに「一体全体、なにが起きたの?」と問いかけた。

「それがあたしにも分からんのだよ。急にふらっと現れて、春香さんは居るかいって」

 そこで一旦言葉を切ると、振り向いたひなたは深刻そうな表情を浮かべる。

「ただ、雰囲気が違うんだぁ。何が……とは言えんけども」

「サボりを注意するにしても、やり方がちょっと過激だったよね」

 春香が納得できないと首を捻った。

 そも、自分は世間から後ろ指をさされるいわれこそ数あれど、
 仲間であり友人でもある海美に牙を剥かれる理由などない。

 そのうえ彼女が口にした「ヒーローとしての仕事」と言う言葉も腑に落ちぬ。

 もしもそう、彼女がヒーローズの命令で動いているというのなら、
 ここにいるひなたも自分の「敵」でなくてはならないハズだ。


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