【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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56: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/22(木) 21:19:01.94 ID:QXl1fQYg0

 それを形容するならば、正に威圧感の塊か。

 二本の後ろ足で立ち上がり、自分を見下ろす
 巨大なモグラ獣を険しい視線で捉えたままで、雪歩は訝し気に呟いた。

「……なんだろう、変な感じ」

 刹那、この巨大なモグラ獣は凄まじいほどの怪音を――黒板を爪で引っかいた時に出る不快な音を、
 さらに野太くしたような嫌な音だ――発してその太い腕を雪歩目がけて振り下ろす。

「はっ!」

 すんでのところで身をひるがえし、その強烈な一撃をステップを踏んでかわす雪歩。
 日頃の辛いダンス練習が、こういう時に役に立つ。

 地面がめくれ、破片となったアスファルト道路が散弾のように辺りへ飛び散る。

「くぅっ!」

 今度は手にした光のスコップをバトンのように回転させ、飛んできた破片を弾き飛ばす。
 彼女の生成したスコップの、その大きさは自由自在。


 有事の際にはこのように盾としても――。

「はあぁっ!!」

 また、武器としても使うことができる――地面を強く蹴り跳躍! 

 攻撃の隙を突く形で、雪歩は巨大モグラの頭部に重たい一撃をお見舞いした。

 ……が、「効いてない!?」相手は多少よろめいただけで、
 ダメージというダメージを受けてはないらしい。

 どころかそのよろめきから戻る動きを利用して、
 下ろしたばかりの腕を勢いつけて振り上げる!


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