【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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37: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/21(水) 23:36:47.66 ID:U5+7jilB0

「お久しぶりです、雪歩さん!」

「あ、あなたはいつぞやの隊長さん!」

 それは通勤途中で偶然に、昔の知り合いと出会った人のように。

 自分一人を置いてけぼりに「お元気でしたか?」「そちらこそ息災なようで」
 なんて会話を始めた二人に向けて、エレナがキョトンと目を瞬かせながら訊いた。

「なになに? オジさんたちみんなユキホのお友達?」

 ここでエレナが顔見知りではなくお友達と訊いたのにはワケがある。

 なにせあの雪歩がこれだけの人数の男性を前に気絶もせず、
 悲鳴もあげずに会話を交わしていたからだ。


 案の定、雪歩が「うん、実は」と答えると、髭の男も力強くエレナに向かって頷いて。

「彼女は我々の命の恩人、戦場を穿つ女神です! 
 雪歩さんの神業とも言える狙撃の腕に我々が、今まで何度助けられたことか――」

「そんな、女神だなんて大げさな!」

 雪歩が謙遜するように両手を振り「私なんて、せいぜいお使い天使止まりですぅ!」と否定した。

 するとそんな彼女の反応に、兵士たちの間でにこやかな笑いが起こり……
 恐らくは以前にも行われたやり取りなのだろう。なんとも和やかなムードである。


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