【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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103: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2017/08/15(火) 10:20:39.42 ID:vWXpS0ty0

「……おかしいわねぇ」

 そしてまた、この鉄則を守る者がここにいる。

 百瀬莉緒、現アイドルヒーローズのナンバー2。ヒーローネームは『ザ・セカンド』
 ……さらにはそんな莉緒と同席している面々も、一癖も二癖もある彼女と同じ"アイドル"だ。

「なーんか妙な雰囲気だけど、アタシらここでお茶してていーの?」

「ミキはお昼寝できるから、まだまだここに居たいなー」

 所恵美と星井美希、二人の少女はそれぞれが好きなことを言って、無人の店内を見回した。

 既にこのレストラン周辺から一般人は避難済み、昼間だと言うのに信じられない程の静けさが包む店内に、
 唯一スピーカーから陽気な音楽が流れるこの雰囲気は一種のホラーとも言えそうだ。

「もう、二人とも呑気ねぇ。あずさちゃんとも連絡が取れなくなってるのに」

 言って、莉緒は自分の携帯から目を上げた。

 あずさちゃんとは、『ザ・ファースト』の名で知られるヒーロー、三浦あずさのことである。
 戦友であり親友である彼女は今、頼れる部下を連れて『豆の木』に出向中だった。

 しかし、そんなあずさに連絡がつかない。
 長年の活動によって培われたヒーローとしての勘が、
 これは由々しき事態であると莉緒に告げていた。

 空になったドリンクバーのグラスを満たしながら、恵美が「でもさー」と肩をすくめる。

「アタシは特別みんなみたいに、何かができるワケじゃないし」

「ミキは、呼ばれるまでは動きたくないし」

「まっ! 薄情さんたちなんだから!」


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