【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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101: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2017/08/15(火) 10:16:33.93 ID:vWXpS0ty0

「おかしいと、思ったの……。いつもは、出現前に連絡が来るハズなのに……って」

「それも同時刻、豆の木が襲われていたと言うのなら……」

「ええ。連絡が出来なくても仕方ありませんね〜」

 言って、朋花は再びモグランゾーへと視線をやった。

 その巨大な地底怪獣は今、サイキッカー・可憐によってとりあえずの拘束を受けている。

 具体的には彼女の長く美しい髪によって、片足をきつく縛り上げられていた。
 それはさながら囚人の足に付けられた、重り付きの枷のように。

 さらにはこうして移動力を削がれたモグランゾーの眼前で、
 ひらひらと踊るように攻撃を誘い、避け続けているのはエレナの仕事。

 彼女の役目は拘束役の可憐が襲われないように、敵の注意を引く囮。

 モグラ獣の関心がエレナに向けられ続けている間は少なくとも可憐は無事であり、
 これ以上被害範囲が広がって行く心配も無い。再び眠りに落ちた雪歩を一瞥し、千早が悔しそうに唇を噛む。

「ここに、アーマーさえあれば……」

 一体自分は、何のための"アイドル"か! 決定的な打開策を打ち出すことも、
 戦う仲間に手を貸すこともできず、予断を許さぬ戦いを続ける可憐たちを見守ることしかできないことが歯がゆかった。


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