87:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:06:20.13 ID:smyUCZOA0
曜「あー、えっとね、それには事情があってね」
善子「ふーん……?」
その時、おーい、と誰かを呼ぶ声がした。
声の方を見ると、黄色のタイを付けた1年生が数人で手を振っている。初めて見る顔だ。
どうやら善子ちゃんを呼んでいるようだった。
善子「あ、今行くわよー!」
善子「じゃあ曜先輩。あと、皆さんも、失礼します!」
千歌「あ、うん」
ぺこりと一礼して、善子ちゃんは去っていった。
途中でくるりと振り返る。
善子「曜先輩、その、お大事にしてくださいね!」
それだけ言うと、同級生の所に走っていった。
善子「あ、ちょっと! 待ちなさい! 置いてかないでってば! ちょっとぉ!」
楽しそうに、1年生たちが去っていく。
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