78:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:00:23.77 ID:smyUCZOA0
ダイヤ「では、センターが必要ですわね。当然、あなたたちのどちらかにやってもらって、残りは新入部員が……」
てきぱきと文字を書いていくダイヤさんを、ぼんやりと眺める。
ダイヤさんが、部長。
ダイヤさんと、自分と、梨子ちゃんと。
普段あまりない組み合わせに、そわそわしてしまう。
「ここ」ではこれが普通なのかな。
毎日他愛もない会話をしながら、3人一緒に4月を過ごしてきたのかな。
前の世界でもそうだったのかな。
私は浦女にはスクールアイドル部はないと思い込んで、梨子ちゃんと話していた。
探せば、ダイヤさんがいたのかな。
千歌「あ、あの!」
ダイヤ「はい、千歌さん」
千歌「ダイヤさんが踊るんじゃ、ダメなんですか?」
しんと、部室が静まり返った。
ダイヤさんは少し驚いたような、それでいて困ったような顔をしてこちらを見つめていた。
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