48:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:39:11.66 ID:smyUCZOA0
梨子「ねえ千歌ちゃん」
千歌「……ん?」
梨子「私がスクールアイドルを始めたら、千歌ちゃんは帰れるの?」
千歌「……わかんない」
もう一度、走り出して。
ヒントかどうかもわからない、そんな言葉を頼りにしてしまっている。
千歌「わかんないよ、全然。でも……」
でも、それでも。
千歌「Aqoursが楽しくて、ずっとやっていたくて」
千歌「ほんとに、幸せで! みんなで先に進みたくて……っ!」
千歌「Aqoursって、すごいんだよ! すっごく仲良しで、休みの日も一緒にお出掛けしてさ! 練習だって、大会だって、いつも一緒で!」
気づけば、腕を振り回していた。何かを掴もうと、手を伸ばしていた。
けれど、手は梨子ちゃんの部屋の冷たい空気を掻くだけだった。
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