251:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 04:09:36.20 ID:smyUCZOA0
――――
「「「…………」」」
どこかで、蝉の鳴く声がする。
赤みがかった陽光が机を彩る。
しばらく、誰も声をあげなかった。
一番最初に立ち上がったのは、果南ちゃんだった。
果南「……悪いけど、信じられない。帰る」
鞠莉「意気地なし」
果南「なっ、どういうこと!」
ダイヤ「お止めなさいな。鞠莉さんも、わざわざ煽らなくてもよいはずですわ」
鞠莉「……」
果南「……」
ダイヤ「果南さんも、わかっているのでしょう? わたくしも、到底信じられません。ですが、ですが……。千歌さんは知るはずのないことを知っている」
果南「……」
ダイヤ「わたくしは、Aqoursの名前については話していません。鞠莉さんに留学の話が来たことも、話していません」
ダイヤ「それなのに、千歌さんは知っている。それなのに、千歌さんは知らない。鞠莉さんが帰ってきたのは、去年の話ですわ」
千歌「え……?」
鞠莉さんの留学の時期がずれている。
それが、違いなのかな。
果南ちゃんか鞠莉さんの「もし」のヒントなのかな。
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