246:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 04:04:53.04 ID:smyUCZOA0
志満姉は台所で作業をしていた。
ナスやらきゅうりやらが辺りに散乱している。
志満「おはよう、千歌ちゃん。これ、玄関に置いてきてくれる?」
千歌「これ……」
志満「もう、毎年置いてるでしょ。これに乗って、ご先祖様が行き来するのよ」
大小さまざまな野菜に、4本ずつ割りばしが刺さっている。
志満「月曜は7月盆。8月盆と、どちらの慣習の人も泊まりに来るから、出しておかなきゃね」
千歌「……そっか」
受け取って、玄関へ向かう。
7月12日。
月曜は7月盆。
あの暑い夏の夜は、1か月後。
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