2:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:06:54.86 ID:smyUCZOA0
千歌「みんな! そろそろ準備できた?」
曜「ばっちりであります!」
浴衣姿の曜ちゃんがびしっと敬礼を返してくれた。
8月15日、桟橋の上、日は既に傾きかけ。
予報通り熱帯夜を迎えつつある内浦の海を、熱を孕んだ空気がもやりと包んでいた。
果南「ほらほら、早く船に乗ってよー」
善子「クク……! 箱舟の主は、この堕天使ヨハネよ……」
花丸「船は果南さんのおじいちゃんのだよ」
お決まりの雑談を交わしながら船に乗り込む。
鞠莉「hmm...」
果南ちゃんの帯を締めなおしながら、不意に鞠莉さんが呟いた。
鞠莉「なんだか変な感じね。やっぱりお盆は慣れないわ」
果南「そう? ずっとこうだからわかんないや」
鞠莉「にぎやかなのに、sentimentalっていうか……」
ルビィ「過去を想う日、でしたっけ」
梨子「千歌ちゃんによればね。ちょっとロマンチック……。ふふっ、千歌ちゃんっぽくはないかも」
千歌「ちょっと、失礼だよー!」
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