16:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:16:08.19 ID:smyUCZOA0
千歌「ねえ曜ちゃん、ほんとに何も知らない? Aqoursだけじゃなくて、盆踊りとか……」
曜「盆踊り? 去年一緒に行ったやつ?」
千歌「そうじゃなくて、ほら、サンシャインぴっかぴか音頭を……」
曜「な、なんか変な名前だね。誰が考えたの?」
千歌「誰って……! 誰って、Aqoursの皆だよ! 皆でこれがいいって、決めたじゃんっ!」
急に声を荒げた私に、曜ちゃんはびっくりしたようだった。
曜「え、え、ごめん千歌ちゃん。嫌なこと言っちゃったなら、謝る……」
しゅんと俯いたあと、曜ちゃんは小さく声を出した。
曜「その、『あくあ』についても、私全然わからなくて……。でも、千歌ちゃんが真剣なのわかるから、ごめん……」
千歌「曜ちゃん……」
曜ちゃんは本当に申し訳なさそうだ。
追求したい気持ちをぐっと飲み込んで耐える。
曜「『あくあ』、『あくあ』かあ……」
千歌「……っ…」
ぴんと来ていない曜ちゃんに、無性に腹が立った。
その『あくあ』で悩んで、すれ違って、結局曜ちゃんが真夜中にわんわん泣いたのは、ついこの前なのに。
違った、今日は4月8日だったんだっけ。
私だけ。私だけが、4か月も先の時間を歩んでいた。
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