42: ◆abNixJDlCk[saga]
2017/06/20(火) 23:32:40.15 ID:2XuYP0xM0
「おう、お前らがマスターのお仲間って事で良いのか?」
まともそうな集団に近づき、話しかける。
白髪の女魔術師に、黒髪の男の……魔術師?
それにさっきの盾の少女マシュと、おそらくさっきの炎の巨人の使用者のキャスターだ。
なんか白い小動物も居るな。
「貴方は何者ですか?」
他の三人を背に立ちふさがる白髪の女魔術師。
………声が少しばかり上ずってんな、ちっとばかり精神的に無理でもしてんのか?
「あの、所長……彼は私のサーヴァントで……」
「あー……サーヴァント・ライダーだ、お見知りおきを、レディ?」
『うわ、なんだこのサーヴァントは! この霊基反応、少なくとも大英雄級だ……!』
「ん? なんだこのヘタレでチキンで軽薄そうな男の声は……魔術による遠隔通信か?」
『うわーい辛辣だなぁ! あーっと、僕はロマニ・アーキマン、カルデアの医療部門で一応トップだよ。
で、君の真名だけど……』
「明かしても良いが、お前らは味方なんだよな?
真名明かした途端に死因突いてバッサリなんてゴメンだぞ?」
「……彼女のサーヴァントと言うことであれば、少なくとも味方である事は間違いないでしょう。
そちらが裏切らない限りはこちらも裏切ることはそうありません。」
んー、この女魔術師がこいつらのトップか。
マスターも信用してるみてぇだし、まぁ一応信用しておくか。
「んじゃ、名乗っておくとするか。
俺の名はロスタム、ペルシアの英雄、息子殺しのロスタムだ。」
「ロスタム……ペルシアの叙事詩シャー・ナーメのロスタムさんですね!
イラン国王カーウースを救出するために七道程を成し遂げたあの!」
「お、おう。」
マシュが目を輝かせる……なんだこの子英雄マニアか何かか?
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