25: ◆abNixJDlCk[saga]
2017/06/19(月) 22:08:34.60 ID:laXwTx8c0
カルデアとの通信は途絶え、周りに自分以外の人間は一人として居ない。
まずは周囲の状況を確認しようとして動き出した時、カラリと何かが動く音が聞こえ、
そちらを振り向くと、多数のスケルトンがこちらを見ていた。
槍を持つものが3体、剣が5体、弓が1体。
咄嗟にガンドを放ち、弓持ちのスケルトンの動きを止める。
あとは追いつかれないように、弓で狙いを付けられないように、走るだけ。
そうして冒頭に戻ることとなる。
(なんで、何が起きたの!?)
困惑しつつも走る足は止めない。
が、彼女はあくまで魔術師であり、肉体的には一般的な少女のそれと大差無い。
足の動きは少しずつ遅くなり、止まるのも時間の問題であった。
ポケットの中に手を入れる。
その中には三つの綺麗な石。 オルガマリーは、それを星晶石と呼んでいた。
なんでも、英霊……サーヴァントを召喚する際の魔力を肩代わりしてくれる代物だそうで、これさえあれば私でもサーヴァントを召喚できるらしい。
もっとも、運が悪ければ魔術礼装だけになる可能性も少なくは無いらしいが。
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