13: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:52:22.36 ID:gET7koTZ0
最近少し冷たくなったと思っていたのはこれが原因なのか
まゆはプロデューサーさんの顔をまっすぐ見ることができない
まゆ「おめでとう…ございます」
14: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:52:48.40 ID:gET7koTZ0
プロデューサーさんはそう言って部屋へと戻っていく
まゆは一人残される
こういうとき少女漫画ではどうなるのだろうか
一人で膝をついて泣き崩れるのかな
でもまゆはそうはならなかった
15: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:54:58.22 ID:gET7koTZ0
その日はどうやって家に着いたかわからない
気がついたら家に帰っていて日は変っていた
次の日になっても正直心の整理ができない
一週間経ってもプロデューサーさんの顔を見ると
頭の中が真っ白になって
16: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:55:34.20 ID:gET7koTZ0
そして時は流れて
プロデューサーさんの結婚式の日
まゆは学校の制服に身を包み
式場である教会へと入っていく
17: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:56:10.23 ID:gET7koTZ0
式の間は黙って見ているだけでいい
今、口を開いてしまうと何かが壊れてしまう気がした
式は着実に進み
誓いのキス
18: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:56:42.20 ID:gET7koTZ0
そして気がついたら披露宴が始まっていた
目の前に運ばれてくる料理も美味しそうに見えなくて
まゆは一人
19: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:57:19.55 ID:gET7koTZ0
一時間くらい経っただろうか
新郎新婦のプロデューサーさんとちひろさんが各席に挨拶回りをしている
そしてまゆがいるはずのテーブルへの挨拶を終わらせると
まゆが隅っこにいることに気がついたのか
20: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:57:55.74 ID:gET7koTZ0
P「まゆ…」
まゆ「プロデューサーさん、ご結婚おめでとうございます」
P「あぁ、ありがとうな」
21: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:58:47.58 ID:gET7koTZ0
P「まゆ、ごめんな」
プロデューサーさんが謝る
P「本当なら一番に報告するべきだったんだ、でもまゆが俺を好きで居てくれているのはわかっていた」
22: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/06/19(月) 01:59:32.89 ID:gET7koTZ0
P「まゆ、今までありがとう これからもよろしくな」
でも、その優しさが今はつらく感じる
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