46: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:02:04.81 ID:5UUNa7QZ0
「……みうみう」
私は深く深く息をついた。電話の向こうにも聞こえるように、大げさに。
「ナイスアシストに決まってるよ、みうみう!」
「未央ちゃん……」
電話口から安堵が漏れる。私は落ち着かせるよう、つとめて穏やかに言った。
「ただ、もうもうちょっと相談してね。だってこれって、私達の問題なんだから」
それから少し話をして、私は電話を切った。
息をつく。
さて、これがどういうことなるか。
思わぬ展開に驚いたが、こうなっては仕方がない。
みうみうの行動が、凶とでるか吉と出るか。
一末の期待と不安を抱きながら、ベッドに倒れ込む。
そんなとき、お母さんが部屋に覗き込んだ。
「お父さん白状したわよ。プリン、食べたって」
プリンのことなど、すっかり忘れていた。
翌日、学校での反応は大したものではなかった。
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