14: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 20:07:06.41 ID:5UUNa7QZ0
サンセットノスタルジーの活動が減って、二人と会う機会も減った。
完全に疎遠となったわけではない。
会えば話もするし、みうみうとはよくメールのやりとりがあった。
もちろんくみちーとも。
『雑誌に載ってたお店、昨日行ってきたよー!』
朝。登校中にふと思い立ち、くみちーにメッセージを送った。
学校についてから確認すると返信が来ていた。
『雑誌って連載のこと? 見てくれたんだ!』
『あーちゃんから聞いたの。教えてくれないなんて水臭いぞ〜』
『ゴメンゴメン。藍子にはレッスンが一緒になった時に話したんだ』
返信を書いている時に、またメッセージが送られてきた。
『誰と行ったの。まさかデート?』
『あーちゃんとだよ』
『やっぱりデートじゃん』
『なになに、妬いてるの?』
チャイムと同時に、先生が教室にやってきた。私はスマホをしまった。
一限目を終えて、スマホを確認する。新しいメッセージが三つ。一つは茜ちん。残り二つがくみちーだ。
『なに言ってんのよ、馬鹿』
その五分後のメッセージ。
『妬いてる訳じゃないけど、今度一緒に遊び行かない? 予定が合えばだけど』
もちろん。と私は返信した。
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