32: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/06/25(日) 23:09:38.03 ID:Tv9ZuVSa0
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曜「…ん、んん〜〜ん……」
――ピピピッ、ピピピッ
曜「んあっ? こんな朝から誰なのぉ……」ピッ
曜「は〜い…曜ちゃんですよぉ〜〜」
梨子『あ! やっと出たわね!!』
曜「ほえ? 梨子ちゃん、どーしてそんなに慌てて――」
梨子『今すぐ外に出て空を見なさい!!!』
曜「……っ!!!?」ガバッ
急いでベランダに飛び出す
目の前に広がる風景は異様なものとなっていた。
建物が壊れたり、燃えたりしている……訳では無い
空の色が明らかに異常だったのだ。
曜「――空が…赤い」
梨子『これってやっぱり…カタストロフィの影響だよね?』
曜「他に何か変わった事は?」
梨子『今、テレビでニュースを観ているんだけど……アメリカやロシア、その他の大国と突然連絡が取れなくなったらしい…』
曜「……ウソでしょ?」
梨子『転送機能はもう使えるから! すぐに部屋に集合だよ!!』
曜「うん、わかった」
梨子『それじゃあ、また後でね――』プツンッ
梨子との通話の後、急いでスーツを取り出す。
慣れた手つきで素早く済ませ、パーカーを羽織った。
クローゼットに隠していたZガンやXガンを引っ張りだし武装する
ふと、自分の手に目を向けると、小刻みに震えていた
パチンッと両頬を叩き、気合を入れる
怖がっている場合では無い
曜「……遂に来たんだね。急がなきゃ!!」
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