千歌「カタストロフィ…か」
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23: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/06/18(日) 01:09:08.42 ID:eX5gz9H+0


〜22時 沼津港〜



善子「――んで、こんな時間に何の用なの?」

曜「今のギャグかな? 私が呼んだだけに」

善子「違うわ!! こんな真夜中に、こーんな か弱い女の子を呼び出しただけの理由はある訳?」

果南「か弱いだなんて…そんな事ないよ///」モジモジ

善子「……って言うか、何で果南さんもここにいるのよ。船の最終日はとっくに終わっているハズでしょ」

果南「そりゃ、水上バイクで来たんだよ。自前のね!!」ドヤッ

善子「あ、はい」

果南「あれ……私のボケは全部スルー??」

梨子「果南さんが…プッ か、か弱い……ふ、ふふっ」

果南「おーい、そこ。笑うならちゃんと笑って。ってか、そこまで笑う事じゃ無いでしょうが」ムッ

曜「まぁ、か弱いとは程遠いよね」

果南「じゃあ、私は一体なんなのさ?」

善子「うーん……霊長類最強?」

果南「…ほーう……今のが最後の言葉になるけど、いいよね?」ゴゴゴ

善子「え、ちょ、は? マジなの?? 顔がマジなんですけどおお!!!?」ザワッ


曜「ふふ、良かった」

果南「?」

梨子「何が良かったの?」


曜「善子ちゃんも果南ちゃんも、梨子ちゃんも……明日の事を気にしてピリピリしていたり、落ち込んでいたりしてると思っていたからさ。こうして冗談言い合ったり、笑ったりできているみたいで安心できた」

梨子「曜ちゃん…」

果南「今のは本気だったけどね」

善子「え?」

果南「え?」


梨子「……あ、あぁ! そう言えば、どうしてこの場所だったの?」

曜「あー…ここってさ、私が初めてミッションで死んだ場所なんだ」

梨子「……!」

果南「そう言えばそうだね……なら、善子のデビュー戦の場所でもあるって事か」

善子「その後のミッションで千歌さんも参戦してきたのよねー。まさか、このミッションで果南さんも死ぬとは思わなかったけど」

曜「え? 千歌ちゃんもここで戦ったの?」

果南「そうだよ。あの時の千歌の戦いぶりは驚いたよ…まるで経験者みたいでさ。まあ、本当に経験者だったんだけど」



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