【艦これ】エラーねこのなく頃に 艦こまし編  其の二
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35: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2017/08/04(金) 13:03:07.94 ID:zbzIspRL0

「え……あの、それ……って…………ッ〜〜〜〜!?」

大井の頭がそれを咀嚼し、何とか飲み込んだ時、彼女の顔は音が聞こえてきそうなほど紅潮した。
彼女にとって、それはまさに打ち上げられたロケットのように予想の成層圏の遥か上を行く答えだったのだ。

「俺はこんなにお前のことを想っているのに、お前ときたら北上北上北上……ああ、まったく。今もそうだが、嫉妬でどうにかなってしまいそうだった」

「え、え、えっ……そ、そんなっ……えええっ!?」

先程とはベクトルが真逆で衝撃度も段違いなその告白に、真っ赤に上気していく顔を両手で覆い、平静さを手放してしまう大井。当然提督のことを真正面でまともに見られるわけもなく、顔も俯かせてしまう。

その混乱具合は、さながら打ち上げられたロケットの計器が全てメーターを振り切ってピーピー警告音を発しているかのよう。しかもそのロケットはまっすぐ太陽に向かって飛んでいくのである。最早爆散待ったなし。



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