【艦これ】エラーねこのなく頃に 艦こまし編  其の二
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123: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/06/17(日) 19:08:03.83 ID:YPu0eug+0

摩耶の身体から今まさに離れていこうとする提督の腕。彼女は思わずその袖口を掴み、それを引き留めていた。

(って、何してんだアタシィィッ!?)

以下略 AAS



124: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/06/17(日) 19:10:18.35 ID:YPu0eug+0

ヤケクソであった。そして著しく冷静さを欠いていた。口にした数瞬後には“アタシ何言ってんだぁぁぁっ!?”と叫び出しそうになる程度にはやらかしてしまっていた。
もしさっきの言葉を誰かに聞かれようものなら、摩耶はすぐさま連装砲で自分の頭を吹き飛ばすか、比叡に料理を処方してもらいに走り去るかしなくてはならないところであっただろう。

とにもかくにも、今すぐ奇声をあげて逃げ去りたいのを必死にこらえ、摩耶は恐る恐る肩越しに提督を窺った。
以下略 AAS



125: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/06/17(日) 19:12:29.62 ID:YPu0eug+0
今回ここまで
待っててねー摩耶ちゃん墜としたら解決編はすぐだかんねー……多分


126:名無しNIPPER[sage]
2018/06/19(火) 09:48:35.18 ID:PKRrEu4Qo
よいぞ


127:名無しNIPPER[sage]
2018/07/12(木) 11:12:56.58 ID:i1AJyxfW0
ゆっくり待ってる


128: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/07/16(月) 23:08:51.45 ID:S1p3zjf30
さてさて、こちらも少しだけ


129: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/07/16(月) 23:10:44.69 ID:S1p3zjf30

「ひうっ……〜〜ッ!?」

二度目の抱擁は突発的ではなかった分、摩耶も幾分かは気持ちに余裕が――あるわけがなかった。

以下略 AAS



130: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/07/16(月) 23:11:32.27 ID:S1p3zjf30

(ああぁあああぁぁぁあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!?)

茹だっていた頭はさらに熱を上げ、そろそろ電探がぐにゃりと溶け出すのではないかと心配になるような有り様に。胸の動悸も激しくなり、まるで単装機銃が火を噴いているかのようなビートを刻んでいる。これ以上余計な刺激を与えると彼女の色々なものが取り返しのつかないことになりかねない。

以下略 AAS



131: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/07/16(月) 23:12:36.38 ID:S1p3zjf30

「気を悪くしないで聞いてほしいんだが、お前にはこういう匂いのするイメージがあまりなかったものだから、少し驚いた。でもまあ…………うん、そうだな。悪くない。むしろ好きな匂いだ。これ」

「か、嗅ぐなぁぁ……」

以下略 AAS



132: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2018/07/16(月) 23:14:16.07 ID:S1p3zjf30

膝に手をつき、身体を折って息を切らせる摩耶。空母棲姫二隻の放つ航空隊を防空射撃で迎え撃ったときでさえこうはならなかったというぐらいの疲弊っぷりである。今の彼女は幼稚園児が作った不格好な紙飛行機さえ落とせるかどうか怪しいまである。

だがそれでも、どうしても目の前の男に聞かねばならぬことがあるのだと、摩耶はうるんだ目で提督を睨みつけた。

以下略 AAS



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