11: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2017/06/14(水) 23:41:22.83 ID:XeQ2hXzAo
いつの頃からだろう。
こうしてお酒がおいしいと感じるようになったのは。
ほろ苦いような、焼けるような。それでいてどこか甘ったるさがあるような。
そんな味とも言えない味を、今の私はおいしいと感じる。
決して、最初はおいしいなどと思わなかっただろう、と考えるのだけれど、どうにも思い出せない。
「国民の酒焼酎はー 安くてまわりが早いー」
「……それは二十六歳の歌う歌じゃないです」
「あら、そうです?」
「無駄にうまいところが、腹立つなー」
仕事モードではお互いに真剣で妥協を許さず、日々研鑽の毎日だからこそ。
こうしてくだける必要があるのだと、思う。
心のエントロピーを下げる必要が。
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