45:名無しNIPPER[saga]
2017/06/16(金) 22:46:31.59 ID:tEL3Ffkj0
右京「それではこれよりみなさんに指紋の採取をお願いします。」
川井「何で…だって悪いのは島田くんと広瀬くんじゃ…?」
「いいえ、そうとも言えませんよ。
これを見ていただけますか。先ほど西宮家で拝見させてもらった筆談用のノートです。」
右京はクラス全員にわかるようにその筆談用のノートを見せた。
そこには多数の落書きの痕跡があった。
もし今の川井の話が正しければ硝子にイジメを行っていたのは
主犯の石田とそれに島田と広瀬の三人ということになる。
だがこの落書きの痕跡は三人だけで行われたにしてはどれも筆跡が異なる。
どう考えても数人以上で行われた可能性が高い。
つまり川井の証言が信憑性を欠けているということになる。
「そんな…何で私たちを疑うんですか…私はそんな悪いことなんてしていないのに…」
「ですからその疑いを晴らすために調べたいのです。どうかご協力願いますか。」
疑惑を晴らすためにこそ調べる必要がある。そうクラス全員に告げる右京。
そんな右京に川井は酷く動揺した様子を見せていた。
どうやら川井も補聴器を壊した身に覚えがあるようだ。
だがそんな右京の行動を阻むかのように教員たちが反論を唱えた。
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