右京「聲の形?」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 23:19:52.18 ID:coAf0aU90


「そもそも僕は車ではなく新幹線で行くことを勧めたはずですよ。」


「いいじゃないですか。どうせ暇な特命係なんですから。
こうしてドライブでも洒落込んだ方が道中の楽しさも満喫出来ると思いませんか。」


「なるほど、確かにそれも一理あります。
ですが我々はあくまでも公務で行くわけですよ。公私混同は謹んでください。」


車内でそんないつもの日常的なやり取りを済ませる右京と神戸。

さて、その右京だが後部座席にある荷物を確かめていた。

それは出発する前に米沢から手渡されたとある道具の一式だ。


「出発する直前に米沢さんから持たされましたけどそれ何なんですか?」


「これは簡単な指紋の検出などが行える鑑識用の道具ですね。」


「何でそんなものを持っていくように言ったんですかね?」


「米沢さん曰く、どうせ行き先で事件に巻き込まれるだろうから必ず役立つとか…」


「うわ…もう事件に巻き込まれること前提ですね…」


そんな米沢のお節介というか余計なお世話に呆れた様子を見せる神戸。

これではまるで自分たちが事件を呼び寄せる死神扱いではないか。

そう心の中でツッコミならがも

どうか行き先で殺人事件が起きませんようにと願いつつ車は一路岐阜県大垣市へと向かった。

それから車は都内からこの大垣市まで

約3時間半近くの長旅を終えて高速道路を降りて市内へと入った。

さて、その道中のことだ。





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