159:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 22:31:29.11 ID:3ai9I0vk0
「あの…ひょっとして…神戸さんと…杉下さん…ですか…?」
その時、右京たちはうしろから誰かに呼び止められた。
ふと見回してみるとそこには一人の少年がいた。
ボサボサ頭で高校の制服を着た18歳くらいの少年だ。
右京自身、一瞬誰なのかわからなかった。
そんな右京に構わず神戸がその少年に声を掛けた。
「やあ、久しぶりだね。石田くん。」
「石田くんとは…あの…石田将也くんのことですか…?」
「そうですよ。実は彼から連絡があって今日東京に来てくれたんですよ。」
「お久しぶりです。石田将也です。」
神戸からこの目の前に居る少年があの石田が成長した姿だと聞かされて右京は驚かされた。
これがあの石田かと…
かつて自分たちが遭遇した石田は
傷つきボロボロでそれに自らの行いを認められずにいた弄れた少年だった。
それがまさか今ではこんなに成長した姿で現れるとは…
そんな石田のうしろには一人の少女が隠れていた。
茶髪のロングヘアをなびかせた容姿の整った石田と同い年くらいの美少女。
よく見ると耳には小型の補聴器を付けていた。まさかこの少女は…
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