32: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/06/14(水) 22:33:53.39 ID:OIoYntls0
やがてカクテルは飲み終わってしまい、今度こそお開きの時間。
相変わらず、名残惜しくはあるけれど……けど、今度は不思議とすっきりとした気持でもあった。
私の中で、この気持ちがひとつの型に嵌ったから……かしら。
「それじゃ、これで。本当に、送らなくて大丈夫ですか?」
「ええ。電車に乗って、最寄駅からはすぐですから」
「了解です。それじゃ、気を付けてくださいね」
「はい。あの、プロデューサー、本当に今日は、ありがとうございました。プレゼントも、カクテルも。なんだか至れり尽くせりで」
私がそう言うと、プロデューサーは恥ずかしそうに頬を掻く。
「そう言ってもらえてよかったです。実は、わざわざ調べるとかやりすぎかな、とも思ったんですけど」
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