五年と少しの歳月に
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2: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/06/13(火) 23:57:15.57 ID:5NDUzJbF0
 以前友人が遊びにきた際に飲み残していったウイスキーを舐めつつ溜め込んでいた小説を消化していると、いつのまにか夜はしんしんと更け、どこかから鐘をつく音が聞こえる。

 新年を迎えたのだ。
 壁に掛けた時計を見れば零時を五分ほど過ぎていて、実家に住んでいた頃は決まって家族で二年参りをしていたことを思い出した。
 今住んでいるアパートの近くにも神社はあるが、大学に通うために上京してから一度もそういった行事らしい行事には参加したことがない。

 気まぐれに、お参りに行ってみようと思った。

 今読んでいる小説は面白いけど書き口が独特で、読み応えがある分、一気に読み進めようとすると疲れてしまう。
 頭を休めるためにも、酔いを醒ますにも、散歩はうってつけのような気がした。


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