8:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 12:29:30.14 ID:K/Sniqz30
そこまでなら、亜子は気にしなかった。
貧乏藩のささやかな意地っ張りだと、一笑に伏しただろう。
しかし彼女の脳裏によぎったのは、
家老千川ちひろの遊興ぶりであった。
下級藩士たちが冷や飯を食らうのをよそに、
豪奢な膳を食らい、
勤めがない日は遊郭で派手に金子をばらまく。
その元手は、はたして。
亜子は疑問を持った。
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