鞠莉「──期待する誕生日。」
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39: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/13(火) 00:01:53.26 ID:SlcIxqdbo

ダイヤ「全く大変でしたのよ?関係各所に頭を下げて、許可を貰って……果南さんったら『絶対に自分で取りたい』って聞かなかったんですのよ」

鞠莉「ふふ……っ……。……果南らしい……っ……」

ダイヤ「昔から一度言い出したら聞かないんですから、あの人は……」

鞠莉「……知ってる……っ……」


子供の頃から、果南は強引にわたしとダイヤの手を掴んで離さなかった、そんな無鉄砲なところは今も昔も変わらなくて──


ダイヤ「取ってきたのはいいけれど、もちろん加工なんて出来るわけもなくて、結局ここでもわたくしがあっちこっちに頭を下げて指輪に加工してもらって……大変でしたわ」

鞠莉「……ダイヤ……ありがと……っ」

ダイヤ「まあ、いいのですよ。慣れっこですから。……それで、鞠莉さん──」

鞠莉「……っ……ぐす……っ……何……?」

ダイヤ「──果南さんの世界は……どうでしたか……?」



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