【デレマス銀河世紀】安部菜々「17歳の教科書」-SS速報VIP

【デレマス銀河世紀】安部菜々「17歳の教科書」

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34:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:47:25.84 ID:OqEXWLzC0
「“我思う。ゆえに我あり”

　高名な哲学者の言だが、ナナさんは自身の思考に

　全く自信を持てなくなってしまったんだ。

35:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:48:04.59 ID:OqEXWLzC0
「“我思う。ゆえに我あり”

　高名な哲学者の言だが、ナナさんは自身の思考に

　全く自信を持てなくなってしまったんだ。

36:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:49:14.82 ID:OqEXWLzC0
「それが、アイドル“安部菜々”の誕生」

泰葉は、人々が行方不明になった原因を知った。

「歌や映像に何か細工がしてあったんですか？」

37:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:50:00.34 ID:OqEXWLzC0
「君は、どうやって“岡崎泰葉”を定義する？」

　晶葉が尋ねた。

　子どもらしい個性を鏖殺してしまうような

38:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:50:44.64 ID:OqEXWLzC0
一見単純なようで、実は強烈かつ尊大な自負心。

　それは、“岡崎泰葉”に必要な資質なのかもしれなかった。

「…君に殺されるのが、運命だったのかもしれんな」

39:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:51:12.32 ID:OqEXWLzC0
「君、今年でいくつだ？」

孫に尋ねるような声で、晶葉が再び尋ねた。

「もうすぐ17になります」

40:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:52:22.61 ID:OqEXWLzC0
彼女は、泰葉を母星内のドックまで案内した。

そこには真新しい、どこの企業の

カタログにも載っていない戦闘機が鎮座していた。

41:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:53:06.36 ID:OqEXWLzC0

「ところで、なぜ自爆機能を？」

戦闘機に乗り込む前、泰葉は尋ねた。

42:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:53:55.35 ID:OqEXWLzC0
「戦闘機乗りなどやめて、

　普通の女の子として生きてみたらどうだ？

　学校に通ったり…友達と放課後にアイスを食べたり、

43:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:54:44.54 ID:OqEXWLzC0
母星から脱出した戦闘機は、3カ国の艦隊をまっすぐにすり抜けた。

光学迷彩と、レーダー電波を吸収するフレーム。

熱感知を避けるために、機体温度も低くされている。

44:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 12:55:24.59 ID:OqEXWLzC0
艦隊が追ってこれないほど遠ざかった時、

機内に軽快なポップミュージックが流れた。

安部菜々の曲だった。

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