2: ◆Ww9Me2u6TE[saga]
2017/06/12(月) 02:53:04.61 ID:yFdGvDqbo
「京ちゃんここにいるんだよね。私知ってるよ。だってここから京ちゃんの匂いがするんだもん。ねぇ京ちゃん開けて。部長もいるんだよね。二人で何してるの? ねぇ開けて。開けて開けて開けて開けて開けて」ドンドンドンドンドン
「絶対に許さないじぇ。嘘ついて京太郎を手篭めにしようとするなんて人間のやることじゃないじぇ。東も南も関係ない、ただ潰す。それしか頭にないじょ。圧倒的に潰して京太郎を取り戻す」ドンドンドンドンドン
「須賀くんなんてどうでもいいんですけど、いくらなんでも卑怯だと思います。本当に心のそこからどうでもいいんですけど周りを欺いて無理矢理肉体から籠絡しようなんて同じ部員として吐き気がします。須賀くんの為ではありませんが徹底的にやります」ドンドンドンドンドン
久
「チッ、バレたか……仕方ない、愛の逃避行よ」
京太郎
「(あぁ、なんでこんなことになってしまったのか……最初は皆、気の良い仲間たちだった)」
京太郎
「(皆で戦い、勝ち抜き、絆を深めて行った俺達は……今はこんなんなっていた)」
京太郎
「(きっかけは些細な事だったように思う。なんか咲もすごい感じだし、俺には座ってやる奴よりも身体動かしてる方が向いてる気がするってんで退部しようとした俺は、部長に押し倒された)」
京太郎
「(なんか俺のこと気にかけていてくれたらしい。部長も引退して元部長になって、それじゃあ俺の教育でも……と思ってた矢先の俺の退部発言で気が動転してしまったらしい)」
京太郎
「(気が動転したら制服脱ぎ捨てたり俺の俺を握りしめたりするのか、と問いたいがそんなことはあまり重要ではない)」
京太郎
「(もっと重要なのはだ。何故か女子たちから好意を寄せられていたということだ。それも染谷先輩を除いた全員から)」
京太郎
「(和も口では滅茶苦茶に否定しているがほぼ確定だろ。須賀くんの為じゃ無いんですからとか言いながら脱ぎたてのパンツをくれたから)」
京太郎
「(あれが俺のためじゃなかったらなんの為なんだと問いつめたい。丁重にお返しした)」
京太郎
「(お馬鹿な優希の口を滑らせて、大会が終わるまで抜け駆け禁止という条約を結んでいたことを聞くことに成功した)」
京太郎
「(まさかそこまでとは思ってなかった。なんせそんなに想われる程のことをした記憶がない)」
京太郎
「(だか聞いてしまった以上逃げる訳にもいかないので、麻雀部に在籍することになったのだが……)」
京太郎
「(次の日から強烈なアプローチが始まり、これというわけだ)」
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