434: ◆/68JWAdLSs[sage]
2017/06/23(金) 12:39:24.04 ID:/7wH1e5J0
数ヶ月後
〜ハウオリショッピングモール〜
グラジオ「フッ、ついに来たぜ!」ザッ
リーリエ『はい!来ましたね!』
グラジオ「オレ達の"世界一可愛いリーリエ"の第1巻発売記念!」
リーリエ『兄様!ようやく夢への第一歩ですね!』
グラジオ「ああ……!」
グラジオ「フッ、それに……こうやってリーリエとデートもできるなんて…オレは幸せ者だ…」ウルウル
リーリエ『私、パソコンの中ですけどね?』
チョットアノヒトミテ? パソコントハナシシテル キモッ
グラジオ「………フッ、ファン達の黄色い声援が聞こえるぜ……」
リーリエ『(ごめんね兄様…)』ホロリ
リーリエ『そういえば兄様……兄様は何でラノベ作家に?』
グラジオ「………前にも一度言ったろ?」
グラジオ「……オレが旅してた頃書いていた、Web小説をずっと応援していてくれた奴がいた……」
グラジオ「イラスト何かも書いてくれたりしてな?」
リーリエ『……………』
グラジオ「………そいつと約束したんだ」
グラジオ「………オレはいつか、プロの作家になって、みんなを楽しませるラノベを書くってな」
ルガルガン「ガルッ!」
リーリエ『……勇者ヌルの冒険…』
グラジオ「……………知ってるのか?」
リーリエ『………少しは…』
リーリエ『………兄様のあの小説は…きっと一人でお部屋に籠っている女の子に勇気を与えてくれる小説…』
リーリエ『……そんな小説だったのではないでしょうか?』
グラジオ「…………なぁ、リーリエ…」
リーリエ『なんですか?』
グラジオ「……オレをずっと応援していてくれたアイツは…今頃何やってると思う…?」
リーリエ『…………そうですね……』
リーリエ『……きっと…今頃何処かで兄様を応援しながら、えっちな女の子のイラストでも書いているのではないでしょうか……?』
グラジオ「……………フッ」
グラジオ「……そうかもな?」
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