モバP「なぁありす…シャンプーって、いいよな」
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6: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/06/11(日) 22:24:57.14 ID:Rlcr0C9rO
〜シャワールーム〜
P「さあ、ありす。そこに寝っ転がってくれ」
ありす「いつの間に事務所にこんなシャワー用のベッドが…」
P「ところでありす。再三言っているが、人間は遠いものに憧れて、その延長線上の無限に遠い場所が無機物だ」
ありす「難しい言葉でごまかそうとしないで下さい」
P「言っちゃえば、俺は自分がシャンプーになれないって事くらい、わかってるんだよ…」
ありす「プロデューサーさん…そんな、そんな悲しそうな顔をしないで下さい」
P「…すまないな。どうにも、なんども言ってきた筈なのに…自分の夢が叶わない事を自分の口で言うのは、辛いもんなんだ…」
ありす「…大丈夫です。わたしが、協力してあげますから…一緒に、叶えましょう!」
P「まぁ、そこで少し変則的だが…共通認識を活用しようと思う」
ありす「共通認識…同じ物事について、複数人が同一のものと認識する事、ですよね?」
P「そうだ。例えばありす、これは何だ?」
ありす「…シャンプーですが?」
P「いや、これはアルミ缶だ」
ありす「…何を言ってるんですか?どう見てもこれはシャンプーで…」
P「そう、今のままだとありすが正しい。多分他の誰が見てもこれはシャンプーだと認識するだろう。けれど…」
ありす「けれど…?」
P「もし、事務所にいる人全員がこれをアルミ缶だと言ったら?日本中の人、もっと大きく全世界の人間がこれをアルミ缶だと認識したとしよう」
ありす「…なるほど、これをシャンプーだと認識しているのは私一人だけ、と言う訳ですね」
P「そうだ、これをシャンプーだと証明する人はお前以外一人もいない。みんながこれをアルミ缶だと認識している。すると…」
ありす「…理論上、これはアルミ缶になる」
P「そうだ。世界中の全員がこれをアルミ缶なんだってお前に言ってみろ。多分お前の認識も、自分の脳が嘘をついているんだ、本当はこれはアルミ缶なんだ、と考えて…そうなっていく筈だ」
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