71:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 00:45:21.76 ID:K+qRyHp5O
海未「うふふ♪………それから私は色々挑戦しては失敗しました。以前の私なら簡単にできたことができないというのは来るものがありましたが、とにかくなんでもしました」
海未「そんな時です、転機が訪れたのは。知り合いの病院にお世話になっていたのですが…、と言っても察すると思いますが真姫のことです。彼女は時々子どもたちにピアノを聴かせてあげる習慣があったんです」
海未「私たち3人も演奏を聴いていたのですが、すると突然…」
『これだ………!海未ちゃん!歌!歌だよ!………真姫ちゃ〜ん!………』
『なるほど!私、海未ちゃんの歌声って大好き!優しく包んでくれるみたいな感じで安心するんだ♪』
海未「ほんとに………それから私は歌うために頑張り始めました。最初はピアニカからでした。指のリハビリと共に肺活量の強化というこれ以上ない方法でした」
海未「そのリハビリを半年以上かけてゆっくりではありますが1曲弾けるほどにはなりました。歌は以前の時と変わらないところまで回復しました」
海未「そして、真姫に伴奏するから子どもたちに歌ってあげてほしいと頼まれました。童謡を子どもたちと一緒に歌い、歌うことの大切さを再び感じました」
海未「最後の歌を、とそう思っていたら予定とは違う、しかし私には馴染みのあるメロディーが流れてきて…私は自然と歌い出しました…」
海未さんは目を閉じ大きく息を吸い込み…
海未「〜♪」
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