173:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 12:22:05.22 ID:Y2XjxSTw0
「おねがいします、おねがいします、おねがいします」
「もう一度、もう一度だけチャンスをください、おねがい」
「今度はうまくやるから、絶対うまくやるからおねがい」
174:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 12:22:36.54 ID:Y2XjxSTw0
聞こえてきたのは、絶望だった。
立てなくなるくらいの絶望だった。
……。
175:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 12:23:22.95 ID:Y2XjxSTw0
「君達にささやかながらプレゼントを贈らせてもらった」
「記憶を改ざん」
176:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 12:24:43.67 ID:Y2XjxSTw0
「……」
「……」
「……」
177:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 12:25:32.64 ID:Y2XjxSTw0
走った。
走った。
走った。
178:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 12:26:08.93 ID:Y2XjxSTw0
やった。
これで。
これで全部終わるんだ。
179:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 14:40:00.30 ID:Y2XjxSTw0
その顔は、笑顔だった。
180:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 14:42:30.27 ID:Y2XjxSTw0
≪ザッ≫
≪ザザザザザザッ≫
≪ザザッ≫
181:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 14:43:07.22 ID:Y2XjxSTw0
≪吉川ちなつの能力が消滅した≫
182:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 14:43:59.39 ID:Y2XjxSTw0
暗闇の中にいた京子先輩が、倒れた。
まるで糸が切れた操り人形のように。
まるで支えがなくなった死体のように。
199Res/100.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20