【ミリマス】P「美奈子が料理を作れなくなった」
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44:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:32:27.08 ID:Zoys58Ayo
私そんなに怖い顔してたのかな。
焦りの気持ちが表情に出ていたのかもしれない。
「よし、ちょっと休憩しましょう」
丁度リーダーのこのみさんが休憩を宣言した。
私は壁に向かい、もたれ掛かって座った。
今はレッスンの中でもとりわけキツいダンスレッスン。
レッスンの疲労はそれなりに溜まっていて、座り込んだら一気に力が抜けてしまった。
「ふう」
「美奈子ちゃん、お疲れ様。これ、飲み物よ」
「あ、このみさん。お疲れ様です」
このみさんがスポーツドリンクを持ってきてくれた。
お礼を言って受けとったペットボトルは周りに水滴がついてキンキンに冷えていた。
「大変ね、レッスンは」
「はい。でも、楽しいことの方がずっと多いですよ!」
「ふふ、そうね。」
「でも美奈子ちゃん、あまりひとりで思いつめちゃダメよ」
「え……」
「当たり。みたいね」
「……そんなにわかりやすかったですか?私」
「昔プロデューサーにも似たようなこと言ったことあるのよね。他人を気遣ってばかりで自分の表情が見えてないでしょ?お姉さんは見抜いてるぞ」
そう言ってこのみさんは微笑んだ。
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