14: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/06/19(月) 21:16:25.28 ID:Ekk8e1lEO
幸せな日々は続きます。
私を大切にしてくれる、彼との暮らしはとても幸せで。
のんびりと、ゆったりと流れてゆくその一瞬一瞬が、とても幸せで。
覚えてはいませんけど、今までにこんなに幸せで心穏やかなときがあったとは思えない程、とてもとても幸せでした。
…違う、と、言われれば。
その通り、ですけどね〜…。
私は放棄していたんです。
考える事と、思い出す事を。
今が、この瞬間が幸せだから。
前は、きっと、そうではなかったかもしれないから。
もしそうでなかったとしても、今までだって幸せだったとしても。
どうしても、今を手放すのが怖かったんですから。
のんびりとお散歩して。
小さな幸せを発見して。
夜は彼と共に過ごして。
それで、いいじゃないですか。
思い出す事で失う可能性があるのなら。
思い出す必要性なんてありません。
私が心から求める幸せは。
もう既に、手に入っているんですから。
…それでは、いけませんか?
貴方はずっと、私の隣で笑っていてくれませんか?
私の小さな願いを、幸せを。
続けたいと願うのは、忘れたままでいたいと祈るのは。
いけない、ことでしょうか?
28Res/24.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20