43:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 03:28:38.87 ID:YrwqVrym0
お母さんたちが家を出てから20分ほど経った頃、家に一本の電話がかかってきた。
いつも日菜と一緒に遊んでいる男の子のお母さんからだった。
学校から連絡が回ってきて、子どもに話を聞いてみると、放課後学校で何かを捜している日菜を見かけたのだそうだ。
(日菜は学校で何かをなくした? でもあの子にはよくあることだし…よほど大事なものかしら?)
(今日私が見ていた限りでは、日菜に変わったところはなかった…。じゃあ気付いたのは放課後…? もしかして日菜が無くしたものって…!!)
跳び箱の授業でのこと
放課後のマミコちゃんの気になる行動
そして放課後に無くしたと気付くもの
私の中で全てがつながった
「もう学校にはいないのだとしたら‥きっと“あの場所”だわっ‥!!」
“それ”を無くしたのだとしたら、きっと日菜は酷く落ち込むだろう。
そして日菜には、落ち込んだときよく行く場所があった。
私はお母さんとの約束も忘れて家を飛び出していた。
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