15:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 18:30:35.89 ID:6DSH4UOv0
お姉ちゃんは、怖くて腰が抜けてしまったあたしを、家までおぶって帰ってくれたそうだ。
あたしは余程安心したのか、帰る途中お姉ちゃんの背中で眠ってしまったらしい。
次の日の学校は、お姉ちゃんと一緒に欠席した。
両親に事情を話すと、お母さんは「あなたが無事に帰ってきてくれたことに比べたら、靴なんて些細な事よ…」と優しく抱きしめてくれた。
次の日の朝、学校へ向かうため玄関を出ようとしたとき‥
(あっ……そっかあたしの靴‥)
紗夜「日菜、私の靴を履いていきなさい‥」
日菜「えっ、でもどうして‥」
紗夜「私はどうせしばらく、その靴を履けないから……」
紗夜「それにあなたの靴なら、多分すぐに戻ってくると思うわ‥」
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