32: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/10(土) 19:48:32.20 ID:j6ZMm3cE0
「ん…」
朝…?じゃない。外が暗い…夜か。
夜…ん、夜?
「…夜っ!?」
まさか、お昼寝しちゃってた…!?アタシは背中が痛むのも構わず跳ね起きて、急いでスマホを手に取る。
着信歴には初めて見たくないと思った、「P」の文字がいくつも。何度も電話をかけてきた形跡があった。
「あっ…あ…ああっ…!」
やってしまった。
コールしてる間、彼はどんな気持ちだっただろうか。
もし…もし愛想尽かされちゃってたらどうしよう…?
「ごめん…ごめんね…」
視界が滲む。思わずかけ直しそうになるのをぐっとこらえる。こんな時間だし、迷惑だよね。明日かけてきてくれるまで待たなきゃ。
だけど次の日も、その次の日も、Pから電話がかかってくることはなかった。
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