絵里「チョコレートぎらい」
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12:名無しNIPPER[sage]
2017/06/05(月) 04:04:33.03 ID:J9b10a/Mo
絵里(この学校には同性を愛する物好きが多いのだと)

絵里(それで前から感じていた周りの妙な目線の意味にも気づいて)

絵里(最初はとまどったりもしたけど)

絵里(それも慣れた今は冷静にスルーする態度でいられる)

絵里(告白なんてめったにされなかったし)

絵里(されても断れば儚そうではあってもみんなおとなしく下がってくれる)

絵里(そうしてこの目の前も先輩も……)

三年生B「私は絵里ちゃんのことが好き。どうか付き合ってほしい」

絵里(付き合ってなんて初めて言われた)

絵里「ごめんなさい。私は同性を恋愛対象では見られなくて」

絵里(これで話はおわり……)

三年生B「おねがい! 私と付き合って!」

絵里「え?」

絵里(人の話を聞いてないの?)

三年生B「わかる。絵里ちゃんの言いたいことはわかる。でも付き合いもせずに断るのはやめてほしい」

絵里(……なに……)

三年生B「私なら絵里ちゃんを楽しませる自信があるの! だからお願い!」

絵里(……この人はなにを言ってるの……)

三年生B「私とあなたならきっとお似合いのカップルになれるわ! 音ノ木……いいえ、日本一のカップルよ!」

絵里(……え? え? どうするの? どうしたらいいの? 私……)

三年生B「ほら」グイッ

絵里「……え?」

チュッ

絵里「…っ!」ゾワッ

絵里「やめて!!」バッ

三年生B「!?」

絵里「本当にやめてください」

絵里「気持ち悪いです」

三年生B「……ごめんなさい」

三年生B「私ちょっとムキになりすぎちゃった」

三年生B「不快な想いをさせちゃってごめんなさい。あなた本当に嫌だったのね」

絵里「…………」

三年生B「でも絵里ちゃんが好きだって私のこの気持ちは本当だから」

三年生B「もうすぐ私が卒業しちゃってもそれだけ覚えておいてくれたらうれしいな」

三年生B「じゃあね」スタスタ


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