【オリジナル】「サキュバスといっしょ」【SS】
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12: ◆h8PchLJM6BH7[saga]
2017/06/05(月) 00:25:06.86 ID:Ojrfyqeq0
神殿
神父「いやはやお見事でしたオリアナ様」
オリアナ「まあわたしにかかればこんなものよ」
オリアナ「この調子で魔王とやらもサクッとやってくるわ」
エリー「オリアナ様頼もしいです」
オリアナ「悪党は見過ごせないし、わたしを祀っている神殿で貧乏暮らしをさせるのもなんだしね。信仰集めも兼ねて世直しの旅にいくわよ!わたしたちに任せなさい♪」
エリー「さすがですオリアナ様!……たち?」
オリアナ「一緒に行ってくれるわよね、エリーちゃん♪」
エリー「ええっ!? 私ですか!?」
エリー「無理です! 私戦ったことなんてないですよ?!」
エリー「そりゃ多少魔法の心得はありますけど家事ぐらいにしか使ったことないし……」
エリー「それにオリアナ様は一人でもあんなに強かったじゃないですか!私のサポートなんていりませんよ」
オリアナ「それなんだけどねぇ……信仰があんまりなかったせいかしら、魔力残量が全然ないのよ」
オリアナ「実体化もしんどいし、このままいくとすぐ枯渇しちゃうわねぇ。下手すると消滅しちゃうかも」
エリー「そんな、消滅!?」
オリアナ「精霊化の弊害ねぇ。無限の力と命の引き換えに信仰が必要だなんて」
オリアナ「ま、崇められるのは最高なんだけど♪ 神様になって正解だったわねぇ」
オリアナ「という訳で今は戦うべきじゃないのよねぇ」
オリアナ「そこでわたしは考えました。わたしのサキュバスである力を契約により移譲して代わりに戦ってもらって、わたしはサポートに徹するの」
エリー「私が戦う方ですか!? 無茶です無理です無謀です!」
オリアナ「なんでも言ってって言った〜」
エリー「うっ……!で、でもでも」
神父「いえ……いいかもしれませんね」
エリー「神父様!?」
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