8:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:41:26.12 ID:nnPTFAwM0
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招かれた彼女が部屋のドアを開け、部屋に入ろうとすると隣から大きな音がした
9:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:42:02.99 ID:nnPTFAwM0
10:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:42:39.97 ID:nnPTFAwM0
彼女に向かって一斉に言葉がかけられる
そう、今日は彼女の誕生日だった
実は彼女がここへ向かう時に頭によぎった疑問の『あの日』とは『今日は自分の誕生日』というもので
11:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:43:32.30 ID:nnPTFAwM0
「わわ、みなさん私の誕生日を覚えててくれたんですか!?」
彼女は祝ってくれた皆に対して驚きが混ざりながらも嬉しそうな声でそう返す
「当たり前じゃない!貴女は私達の大事な後輩なんだから!」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:44:18.22 ID:nnPTFAwM0
彼女を祝う皆、もとい4人は賑やかな会話を繰り広げる
そのせいで、気づかない
13:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:46:09.95 ID:nnPTFAwM0
「……まだ、立ち直れないのか?」
『ボサボサの金髪で小柄の少女』が小声でそう問いかける
「……バレて、しまいましたか」
14:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:46:52.84 ID:nnPTFAwM0
悲しそうな目をしていたから、なんて思っても言わなかったのは『ボサボサの金髪で小柄の少女』なりの優しさだった
15:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:47:39.26 ID:nnPTFAwM0
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あの後何事もなく誕生日祝いは終わり、解散したあとのこと
16:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:48:33.02 ID:nnPTFAwM0
──それはまるで、自分の誕生日とは関係の無い『別の何か』を思い出しているような、そんな表情だった
17:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:49:48.07 ID:nnPTFAwM0
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彼女は自分の家にたどり着き、家の扉を開けて自分の家へと入っていく
18:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:50:25.30 ID:nnPTFAwM0
玄関に置かれた『それ』
既にここにはいない人、彼女にとって大切だった人が写った写真
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