1:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:33:55.07 ID:nnPTFAwM0
「それじゃあ…」
「いってきますね、──」
それは、家を出る時彼女が毎日言っているセリフ
ひとり暮らしの彼女が、毎日玄関に置いてある『それ』に向かって放つセリフだった
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:36:17.40 ID:nnPTFAwM0
――――――――――
家を出た彼女はある人の家へと向かう
3:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:37:00.31 ID:nnPTFAwM0
〜〜〜〜
「最近あんまりみんなで集まったりしてなかったしさ、4日の〇時にみんなで集まろうと思うんだけど…来てくれるよな?」
4:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:37:48.79 ID:nnPTFAwM0
という感じのもの
どこか適当で、来ることを強制されてるかのような言い方で呼ばれていた
5:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:38:24.42 ID:nnPTFAwM0
ふと、今日は『あの日』であることを思い出す
(もしかして……)
なんて疑問が頭によぎる
6:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:39:13.05 ID:nnPTFAwM0
――――――――――
先程浮かんだ疑問を頭の中でかき消しているうちに、彼女は目的地である家までたどり着いていた
7:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:40:31.13 ID:nnPTFAwM0
この彼女より少なくとも一回りは小さい『ボサボサの金髪で小柄の少女』こそが、今回彼女を呼び出したその人本人である
「まぁ、とりあえずあがってくれよ」
「はい、お邪魔しますね!」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:41:26.12 ID:nnPTFAwM0
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招かれた彼女が部屋のドアを開け、部屋に入ろうとすると隣から大きな音がした
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