3: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 13:50:30.00 ID:gLJBB4Bko
とりあえずペッパーを連れていかないと。いつまでも雨の中外で遊んでるのを見過ごす訳にもいかない。
「ほら行くよ!」
「のんの家か?」
「そうじゃなくて!」
4: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 13:56:32.85 ID:gLJBB4Bko
ペッパーのほうが背が高いから、ペッパーが傘をさす。私の傘なのになんか変な感じ。
「なんであそこで遊んでたの?」
「んー?かーちゃんいなかったし、つまんなかったから!」
「はあ、そう言うことね」
5: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:03:16.42 ID:gLJBB4Bko
「それにペッパーが風邪ひいちゃったら、私が寂しくなっちゃうから」
「のん……」
「ライブができなくなったら困るし、ノンシュガーにはペッパーがいないとダメ。だからペッパーには元気でいてほしいの!」
「……わかった。のんがそう言うなら約束する!約束、大事!」
「ありがとう、ペッパー。約束ね」
6: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:09:12.94 ID:gLJBB4Bko
そんなことを話してるうちに気がつくともう家の前。とりあえず早く家に入りたい。
「ただいまー」
「おかえり、のん。あら、ペッパーちゃんも一緒なのね」
「うん、傘さしてないのに外いたの見たから。シャワー浴びさせてもいいよね?」
7: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:12:20.34 ID:gLJBB4Bko
「のん?」
ペッパーの一言でハッとした。私ったら何考えてるんだろう。
「ごめんごめん、これで早く拭いて」
8: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:18:41.11 ID:gLJBB4Bko
「じゃあここで脱いでシャワー浴びてきて」
「のんは入らないのか?」
「え、別に私は濡れてないから」
「あたい、のんと一緒がいい……」
9: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:27:14.35 ID:gLJBB4Bko
ペッパーがシャワーを浴びている。小学1年生のくせに体はなんだか大人っぽくて羨ましい。
「のん、背中洗って!」
「はいはい」
10: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:39:08.97 ID:gLJBB4Bko
そんな感じでシャワーは普通に浴び終わって、私の部屋にペッパーといる。外は相変わらずの雨。
「ペッパー、このあとどうするの?」
「うーん、わかんない!」
「だよねー」
11: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:45:47.41 ID:gLJBB4Bko
もちろん答えは1つしか無くて。
「うん!いいよ!」
「ありがとうのん!えへへ、のん好き!」
12: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:52:31.01 ID:gLJBB4Bko
それから、一緒にご飯を食べて、歯みがきして、その後どうしようかなって考えてたら。
「のん、あたい眠い……」
ペッパーが疲れちゃったみたいで。
13: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/04(日) 14:58:34.10 ID:gLJBB4Bko
ペッパーをベッドに入れたら、よほど疲れたのかもう寝てしまった。
「全くもう……」
私もベッドに入って、なんとなくペッパーの寝顔を見た。なんだかとても幸せな気分になれた。
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