33: ◆b2/ys3/tgw[saga]
2017/06/03(土) 21:46:39.77 ID:vaSvTruRo
彼女は瞳を伏せたまま、口元だけで笑う。
「いいえ、そうではありません」
「?」
彼女の頭に疑問符が浮かぶ。
「そのグラスは全てお客様です。真っ赤な心も、金の輝きも」
私は続けた。
「普段の輝きは心の奥底にある確かな信念から、という事です。
お客様の心は、綺麗な琥珀色をしてらっしゃる」
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