4:名無しNIPPER[saga]
2017/06/03(土) 17:27:28.91 ID:5Cx8PCBlo
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「楓さん。飲み過ぎです」
「たまにはいいじゃないですか……」
「その言葉、おととい聞いたばかりのような気が……」
無闇に安心できるお陰でしょうか。
それともやたらに良い匂いがするせいでしょうか。
美優さんのお部屋で飲むと、いつもより回りが早い気もします。
空にした缶を置き、次の缶をもう一本だけ。
そっと伸ばした手は空を切って、私は美優さんにウィンクを飛ばしました。
「めっ、です」
「あ。今の、すごく良いです。もう一度お願いします」
「……」
黙ったまま溜息を零して、美優さんはビール達を連れ去っていきました。
あぁ、さようなら。次来る時までに、よーく冷えておくのよ。
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